8/22/2011

思うこと 



実は今回のよさこい、わたしはなにかが胸から持ち上がってくる気持ちを抑えながら走り回っていた 。
NYに着いて一週間もしないころ、3月11日オフィスで先生が大丈夫か?と訊く。何も知らないでへらへらしていたわたしは、その日から3月中楽しくない日が続いた。どうしても一人になりたくて部屋を探したがどうしても見つからず、ロングアイランドからブルックリンに、そして、学校も転向した。
4月に入ってブルックリンに引っ越してからはもう何も考えないことにした。ストップがかかるときは固執しないで方向転換する。それが必ずいい方向に向かう。これはわたしのジンクス。

高知に帰っても話をする相手などないわたしは、4月が終わらないででほしいと願った。
7月が終わるころ、なにもかも忘れることにしたわたしに、はがきが届き、メールが届き、小倉先生に電話した。
地震がこわくてバイクを手放して、自転車に乗るようになってから思ったより体力増進して、自分の何もかもに無力感を背負ったまま、AZUKIの撮影をさせてもらった。
NY以来、ことしは何をやってもうまくいかない年で、何か始めようとするとストップがかかる年のように感じていた。 日本に帰ってから、NYで元気な姿を見せてくれた友達が、癌になってしまっていた。でも、かれは僕はこわくない、これを僕のアートにすると。若いから進行も早いだろう。で、わたしはどうするんだ?
昨年はいろんな出会いの年だった。自分では何も考えないのに勝手に予定ができていった。
よさこいが終わった日、また新しい出会いが目の前に現れた。そして、今日かのじょが家に来てくれた。
まるまる半日、かのじょはしゃべり続け、わたしはかのじょの、わたしの知らない世界の話の中から可能性を模索した。
わたしは何も考えないほうが良さそうだ。わたしの知らないところで予定は作られていく。それもわたしのジンクス。要するに何も考えるなってことだ。
ちょっと大変なことになるぞ。でも、それもわたしが考えたことじゃない。世の中不思議なことがまだまだたくさんある。
かのじょはわたしの人間国宝の写真集を気に入ってくれて、もって帰ってくれた。 いっしょにAZUKIの写真集も持って帰ってもらった。AZUKIくをだれかに見せてくれるように。
AZUKIをもっと見せたい。

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